白石藤原鉱山
三重県北部の廃鉱山。
操業当時の名前は鉱山ではなく、炭酸カルシウムを製造する企業の桑名工場だった。
この企業の社史によると、桑名工場の操業開始は1921年(大正10年)となっている。かなり昔からこの鉱山は存在したようだ。そして閉山は1969年。もっとも事務所には1974年の社内報が残されていたから、閉山後も数年間は廃墟ではなかったと思われる。
炭酸カルシウムCaCO3は天然には石灰石などの形で産出されるが、炭酸カルシウムの純度が高いほどより白色に近くなる。この廃鉱山に白い部分が多いのはそのためだ。
今回の画像は2005年夏に訪問したときの様子。
道すがらの廃屋も緑に呑まれつつある。
と思ったら完全に呑まれていた。
正門。
いつ来ても開いている。
これが事務所。
中は荒らされ放題。
かなり大きな鉱山だ。
植物の支配する世界。
BB弾が沢山転がっている。
ちなみに私が初めて訪れたときも
迷彩服の集団が撃ち合いをやっていた。
春に友人M氏と来たときは最上部まで
登ったんだが。
今回は行けるだろうか。
軌道も残っている。