1974(昭和49年)閉山、無人島に。
2009年4月、一般公開開始。

何を思う。

最後に病院を見る。

私が今までに見たのはまだこの島の1/10程度かもしれないし、
1/20程度かもしれない。

それほどまでにこの島は大きく、奥が深すぎる。

そして背負っているものもまた大きい。

私は「軍艦島」という一つの廃墟として紹介しているが、
一つに括ることには抵抗を感じる。

そんなことを感じる廃墟もここくらいだろう。

ただベッドだけが外を見つめていた。
そろそろ出なければならない。

本当は30号棟の方にも行きたかった。
これからこの島がどうなるのかは分からないが、
縁があればまた行くこともできよう。
人の手を離れて35年、端島は再び人の手により動き出した。