廃紡績工場
開いていては錠の意味がない。
最後にこの寮を見て終わりにしよう。
名前がついていた。
ここはまた結構古そうだ。
しかし古くても木造は味がある。
やっぱり紡績工場ならミシンがないとね。
ちょっと洒落た窓。
そろそろ出るとしようか。
多くの人が座ったであろう椅子にも埃が積もるばかり。
左の建物で何人か作業をしているところを見るに、細々と続いてはいるようだ。
しかし工場が崩れ、無人の寮が立ち並ぶ今となっては
往時の隆盛など知る由もない。