紡績工場跡。

 かつて我が国の産業の中心であった紡績業も、やはり海外からの輸入によって、鉱山と同時期に衰退を迎えた。

 30年程前は紡績工場が建ち並び、数多くの女工が働き、よく分からない外国語が飛び交っていた、と地元の人は言う。

 

 私にとってはあまり好ましくない意味で忘れられない廃墟になってしまった。

 

 

 

住宅街の中で、明らかに時代の違う一角がある。

 

 

 

 

工場の入り口付近には物がいろいろ置いてあるが。

 

 

 

 

バサバサと羽音がするところを見ると今はハトの住処だろう。

 

 

 

 

工場には何も残ってはいない。

 

 

 

  

当時の様子を知ることもできない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただ、がらんとした空間が広がるだけ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同じ紡績工場でも、かの都築紡績とは全く違う。

 

 

 

 

 

「昔ながらの」という感じ。

 

 

 

 

左手が事務所、道を挟んだ向かいが寄宿舎となっていた。

  

 

 

 

 よくぞこんなになるまで

  

 


 

  

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