足尾銅山
渡良瀬川の対岸から見た精錬所。
これだけ大きな施設が静まり返っているというのも何だか不思議だ。
あのパイプの上(↑)に生えてるのは植物だよな。
すごいなあ・・・
現在の姿からは想像もできない激動の時代が、
ここにはあったのだ。
さて、精錬所を離れた私は、近くの廃集落へとやって来た。
深沢の集落である。
かつては多くの鉱山労働者と、その家族がここで暮らしていた。
足尾銅山とともに生き、足尾銅山とともに消えた集落だ。
案内板(?)によると、1996(平成8)年末までは人が住んでいたらしい。
一軒、また一軒と空き家になっていったのだろう。
最後の住人は、どんな思いでここを去ったのだろうか。
どこからともなく聞こえる、ひぐらしの声。
廃墟で聞くひぐらしの声は、なぜか耳に残る。
これは何だ?
井戸ではなさそうだが・・・
そろそろお暇しよう。
これが案内板(?)。
かなり多くの住居があったことが分かる。
公害という、言わば望ましくない形で歴史の表舞台に出てしまった町、足尾。
これから先、この町の名が再び歴史に現れることはあるだろうか。
もしあるのならば、そのときは誉れとなる形であって欲しいと思う。
今日はこの辺で、アディオス。