廃寺院
ちょっと遅くなってしまったが10万アクセス記念うp(というような感じのを一度やってみたかった)
その昔は天台宗を信仰する山岳寺院であったと伝えられる。17世紀に臨済宗の寺院となった。
昭和30年代に無住となり現在に至る。
左が本堂、右が庫裏。
本堂は崩壊している。
庫裏の方を見てみる。
墓地があるわけでもない。
今となっては定期的に訪れる人もいないのだろう。
外から見ると大丈夫そうな庫裏だが
中はそうでもなかった。
壁なんかが黒くなっているように見えるが、囲炉裏か何かの煤が原因だろうか。
最初は燃えたのかと思ったが、火ならこんな木造家屋ひとたまりもないだろうし・・・
レンガの竈があったと思われる。
照明器具が見当たらないので、照明はなかったようだ。
どういう経緯で住持がいなくなったのだろうか・・・
亡くなったとかだろうか。
もしくは山を下りたとかだろうか。
周りに人家の一軒すらない山奥での生活は容易ではない。
現在でも滅多に人の通らないだろう
荒れた道を経なければここには辿りつけない。
庫裏から本堂へつながる廊下。
残念ながら先がない。
この建物がいつ頃建てられたものなのかは分からないが
相当古いんだろうなあ、たぶん。