T紡績
しばらく働いてなさそう。
室内の時計はすでに止まっていた。
隣のチラシが古めかしい・・・
外にあった厠。狭い。
なんで冷蔵庫がこんなにあるんだ・・・?一人一台?
流し。ここでみんなで作ってみんなで食べたのだろう。
共同浴場以外にも風呂があった。
やはり狭い。
「女工哀史」ではないが、楽な生活ではなかったのではないか。
1982年3月の名鉄の時刻表。この頃はまだ人がいたと考えられる。
横の道を時々車や自転車が通る。
一枚の扉が時代を隔てていた。
湯沸かし器・・・じゃないか。
さて、では残った一棟を見ておしまい、となるはずだったのだ。
最後の住人に出会うまでは。
靴箱の数が多い。一部屋を複数の人が使っていたのかな。