正式名称は「ラサ工業株式会社田老鉱業所」。
1919(大正8)年に操業を始め、幾度かの操業停止を経て1971(昭和46)年に鉱床枯渇のため閉山。
一時期は約1800人の従業員を抱えるなど活躍していたようで、その名残の鉱山住宅数棟が今でも残っている。
同じ東北の鉱山でも松尾、尾去沢とはまた違った迫力があるように思う。
朝もやの中、選鉱場が現れた。
廃墟では自然の光しかない。
したがって時間が移り変わる中で様々な表情を見せる。
なかなかいい表情。
上ったらいかん階段だ。
足元でバキバキいってると思ったらプラスチックの変なものが沢山転がっていた。
何に使うのか?
しかしこの巨大さにはただただ圧倒されるばかりだ。
上の層に上がってみた。
ここも空間が広い。
エメラルドのシックナー。鉱山にはよくあるもの。
最近思ったんだがこれは水酸化ニッケル(Ⅱ)の色ではなかろうか・・・