竜山鉱山
派手に崩れている。
しかしやはり、半世紀近く経ってこれだけ残ってることの方が驚きだ。
周りに民家は全くない。携帯も圏外。
最上部まで来た。これも何かの土台だろう。
死と生の対比。
緑映える夏には、その対比が一層目立つ。
この辺りはすべて木造だ。
相変わらずひぐらしの鳴き声がうるさいくらいに聞こえてくる。
まあ夏の廃墟の醍醐味だ。
穴がある。
それほど広い空間ではないがウロウロしてしまった。
自分で撮っといてなんだが、これはなんだ?
しかし木造の廃墟は歩くときに慎重にならざるをえない。
特にこういう山奥では・・・
そろそろ日が暮れてくる頃だ。
今までに行った廃墟とはまた一味違う鉱山だった。
さて何処から出ようか。
廃墟は入るときも大変だが出るときも大変だ。
閉山からただ時間だけが流れているような、そんな感じが良かった。
では、アディオス。
なお地元の人に「鉱山を見に来た」と言ったら柵原鉱山を大いに薦められた。
やはり向こうの方がメジャーなのだろう。