ナゴヤトーヨーボール
この廃墟はしばしば船に形容されます。
それはワーグナーのオペラから引用するならば
さまよえるオランダ人《原題Der fliegende Holländer》でしょうか。
Wieviel hundert Jahre schon seid ihr zur See?
(君たちはもう何百年、海にいるのか)
Sie trinken nicht, sie singen nicht.
(酒も飲まず、歌いもせず)
In ihrem Schiffe brennt kein Licht.
(船には一つの明かりさえ灯っていない)
Sie sind schon alt und bleich statt rot.
(すでに年老いて、青白く血の気もない)
Sie sind Todt.
(彼らは死んでいる)
Gespenster sind's, wir schwören drauf.
(間違いなく亡霊だ)
ピンの墓場。
物語では最後、幽霊船は救済を得て海へと消えていきます。
この廃墟ははたして。
当時は今よりもボウリングが流行っていたんでしょう。
名古屋駅から直線距離でも14kmくらいあります。
立地も悪いですね。
ハトにはアスベストとか関係ないの?
教えてエロい人。
下に戻ってきました。
左にある廃墟はYさんのお宅。
冒頭のY氏と姓が同じところを見ると親族でしょうか。
着岸を禁じられた船は海を彷徨い続けます。
廃墟自体に罪はありません。
しかし人が廃墟に罪を背負わせることはあります。
この廃墟がなくなるとき、その罪は許されるのでしょうか。
その後のナゴヤトーヨーボールの様子についてはこちら