奥多摩ロープウェイ
やはり中は何もない。
なんじゃあこりゃあ・・・
「三頭山(ミトウヤマ)」なのか「三頭山口(ミトウサングチ)」なのかはっきりしてもらおうか。
静まり返っている。
お三方は「こっちからが下りやすいですよ」と親切にも告げて先に下りていった。
私も下りるとしよう。
三頭山口駅からは湖を見渡すことができる。
川野駅は見えないが。
これは階段だろうか。
そんなことを考えながら横の斜面を慎重に下りる。
下から見上げると、前面部が見える。
湖を見つめているようだ。
ではこの辺で、アディオス。
初めてロープウェイの廃墟を訪れた。
彼らは悲しいかな、廃墟になるために造られたと言っても
過言ではない。
彼らのことはお構い無しに、幾度目かの春がまた訪れようとしている。